ぴかぴのじみろぐ。

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悲しみの日  

夜明け2



先週、3つの訃報が入った。
この年になると訃報はある程度仕方なく増えてくるけれど、1週間の間に3つというのは初めだしキツい。

始めに入ったのが次男の先輩のお兄さん。
生まれた時からの病気だったらしい。まだ若かったからご両親にとっては何てつらい運命かと思う。子供を奪われるって想像できない。そして親より早く逝かねばならなかった彼のことを思うと、お悔やみの言葉も思いつかない。
ずっと入退院の生活で、社会人にもなっていない。でも愛情がいっぱいの家族や、病院でできた友達や、大好きな音楽や本に囲まれて、何より彼自身が周りの人達に何かを与えながら生きたことは、彼が人生の勝者である証だと思う。人生の良し悪しは時間の長さじゃないという見本かもしれない。
深刻な病気だったので今まで生きたことがもう勲章のようなものだと、悲しみの中の家族は潔かった。


次が、長男の同級生のお母さん。
同級生でも同じクラスになったことがなくて直接の知り合いではない。学校からの連絡網が回ってきたので、廻してくれた友達に聞いたら、2年ほど前から病気になって入院していたそうで、こちらの闘病生活の大変さも容易く想像できる。
母親が突然いなくなるとしばらくは家の中が沈んで動かなくなる。私の母も何度か入院したことがあって、そのたびに静かな家に馴染めなかった。
子供を残して逝くって考えにくい。同級生は女の子だったから、これからもっと母親が必要になる。母親としてどんなにつらかったろう。子供のためには死ねるけれど、また子供のためには死ねないのが親の気持ちだから。
受話器を置く時、一瞬眩暈がした。

次は夫の同僚の母親。
せめてこちらはお年寄りだろうから、ある程度の覚悟があってのことだと、それは順番と割り切るしかないよねと思っていた。
夕方、葬儀に参列した夫が変な顔で帰ってきた。どうだった?と聞いたら、亡くなったのは交通事故だったらしい。家族で歩いていたら宅配ピザのバイクが突っ込んできたそう。まっすぐな見通しのいい道だったそうで、よほどスピードを出していたんだろう。しかも犯人はバイトの高校生だった。17歳といえば原付免許だって取ったばかりでしょ!そういうのをバイクを使うバイトに雇うのも非常識。
その日は父親の誕生日で孫・子が集まっていたそうだ。ささやかにお祝いして皆を見送った帰り道だったらしい。その父親は、記念すべき日に大切な伴侶を失った。

私の義父が亡くなった時、突然襲ってきた別れに夫よりも私のほうが動揺して、立ち直るのに時間がかかった。義父は明るい人だったから。
夫の実家に行くと当然義父のお位牌に手を合わせるのだけれど、実際にもう何処を探しても義父がいないのだということを身にしみて理解するのにすごく時間がかかった。義父の居た空間があちこちにあって恐ろしいほどに隙間を作っている。少しづつこういう感覚にも慣れてゆくのだけれど、それもまた淋しい。

訃報がやって来て悲しみの日を過ごすと、ほんの小さな喜びが奇跡のように輝く。誰かといることの安心がほっこりとしみてくる。私たちはいつも生きている人や亡くなった人たちに支えられている事をひっそり確認する。
だから自分も周りも大切に大切にして、誰に責任を押し付けることなく自分で緩やかに生きるという事が目下の所私の野望です。

今日メールを開けたら、若い友達に初めての子供ができたという報告が入っていた。嬉しい嬉しい吉報。


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