ぴかぴのじみろぐ。

日々の記録。地味です。

食の格差  

2月15日の経済新聞で恐ろしい記事を見つけました。幼稚園のお弁当に関する記事です。
「駄菓子を乗せてお弁当」???

えっ?!駄菓子って何?どうやってお弁当つくるの?
と思って記事を読んでびっくり!
駄菓子ってよく10円くらいで売っている、カツのお菓子のことだそうです。
かなり前からあって、小さな頃食べた記憶がある方もいらっしゃると思います。園児の小さなお弁当箱に御飯を入れて、これをのせてマヨネーズをかけるそうです。完成。こういうの持たせる若いお母さん達は、30秒で出来る!といってご自慢なんですって。

どうでしょうかね?…って、誰が肯定しても私は断固怒ります。他人の子供のことでも怒りますよ。

最近よく食育が話題になります。美味しい物も沢山あるし、男女を問わず料理好きは増えたし、グルメな方も増えたように思います。でもこういう記事を読むと、「食」の世界においても格差が出てきたんだなと感じます。

このカツのお菓子は、あくまでもお菓子なんです。だから食事に持ち込んではいけないと思います。このお菓子に対しても失礼です。「パンが無ければお菓子を食べたらいいじゃない」とマリー・アントワネットは言いましたが、今ではお菓子が食事になることは食的には下流層と思います。

小さな頃、こういうお菓子を食べたいというと母はいい顔をしませんでした。曰く、添加物が…着色料が…背が伸びないよ…太るよ…等など、禁止の理由は沢山あって、絶対に買ってもらえませんでした。だからお小遣いを貰うようになってからコッソリ食べた覚えがあります。
そして自分が親になってから、母の気持ちがわかりました。はっきり言って食べさせたくない。

でも、でも、子供達はこういうジャンクなお菓子が大好きです。塾の帰りにひとつ10円の「うまい棒」など買ってきます。そして私だって、かつて食べたこういう駄菓子にノスタルジーを感じます。友達と「あれあれ、食べたよね~懐かしい!」なんて盛り上がります。

それにこういう一見「必要悪」…悪って言っちゃダメですね…「必要ムダ」みたいな経験は、なんだかちょっとした人生の余裕のような子供時代の体験を作ります。漫画やTVアニメや何を叫んでいるのかわからない若者の歌や変なファッションも同じです。だからこういうのを全く知らないで育ってしまうことは別の意味で恐いと思います。

その上で、やはり幼児期のお弁当に駄菓子を入れて満足している親というのは、全力で否定したい。オバサンうざいといわれてもです。


2月17日にはもう少し身近に問題になっていそうな記事がありました。
「皆といても孤食化」

孤食というのは字のごとく「孤独な食事」です。
家族や友達と食卓を囲むことが少なくなって、独りで食べる子供が増えたそうです。でも各家庭の事情って物がありますからね。例え独りで食べようが暴力等が無くて安心して食べることが出来ればよいと私は思います。食べるということはそれだけで気持ちが豊かになりますから。

ところがここで問題になっているのは、家族で食卓を囲んでも会話が無いということ。喧嘩の時の空気とかじゃなくて、皆がてんでにメールをしているってことです。外食の席であってもゲームをしながら食べる子供を注意する親が少ないそうで、勿論親はメールです。

人と食事をするときは、会話が一番のご馳走なんですけど。
こういう「会話のご馳走」を食えない辺りが増加して、また「食の格差」が大きくなるのかもしれません。

食べることだけは上流層でいたいなと思うこの頃です。



スポンサーサイト

category: ふつうの日

tb: 0   cm: 4

コメント

うううう・・・・
「食育」が叫ばれるかたわらで、こんな親も結構いるのかと思うと・・・ドイツ人の味覚を笑えなくなるじゃないですか(>_<)。

URL | ぴかまま #0f8TWzyY
2007/02/19 22:01 | edit

選択の幅

驚きました!シャレでもネタでもないのですね(怒)

時間短縮、食費の節約・・・のつもりなのでしょうか。
引き換えに失うものが大きすぎると思うのですけれど、きっと気づかないでしょうね。

うちも、ジャンクなものはダメ!とは言っていません。
「たまに食べると♪♪」なんですよね(^^;)

息子には、「ホンモノ」と「マガイモノ」があることと、その違いを知って選択していって欲しいと思っています。
親がしてやれるのは、選択の幅を広げてやることかなあと思ってはいるのですが・・・難しいですね。

URL | margo #-
2007/02/20 12:13 | edit

ぴかままさん!

どうしてでしょうね~。誰だって美味しいものは好きだと思うのですが。ちゃんと食べる物があるのに、ものすごい貧しさを感じますよね。

元B&Bの洋七さんの『佐賀のがばいばあちゃん』という本で、農家の人が商品にならないからと捨てた大根を拾ってきて美味しく食べる話とかあって(それは貧しいということなのですが)、今の生活に困っているわけじゃないのに存在するこういう話を聞くと、どちらの格差がより大きいのか考えさされます。

URL | ぴかぴ #YpqZtgVo
2007/02/21 10:50 | edit

margoさん!

そうそう、きちんとした選択が出来ればそれでOKですよね。それと多少の罪悪感を持っていれば。でも小さな頃からこれだと選ぶ力が付かないと思います。

子供が小さかった頃、幼稚園に集まって遊ぶ会があって、そこで知り合った人が「おかずは買ってくるもので作る物じゃない」と言っていて、驚いたことがあります。
そのときはすごくお金が無かったので「買ったら高い」という現実があって、何でも手作りだった我が家…彼女はなんて贅沢な生活なんだろうと思ったのですが、今となってはどちらが贅沢だったのか微妙です。


URL | ぴかぴ #YpqZtgVo
2007/02/21 11:01 | edit

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://pikapino.blog46.fc2.com/tb.php/127-3b65b0de
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)