08/01/2007    
夏の夕暮れ


普段は早起き鳥な私なのですが夏になるといまひとつ目覚めが悪くなります。
なぜかと言うと夏は夜明けが早いから。午前5時になるとすでに明るい。秋の張り詰めた空気を緩めるように注がれる光や、冬の日の凍るような空を動かすことなく昇ってくる朝日や、春のぼやけた霞の中に浮かんでくるお日様や、そういうものを見る特権のようなものが夏の夜明けには無いからです。

特に高温多湿気候の長崎は朝からべっとりとねと付く空気です。早起きすら損をした気分になります。

そんな長崎の1日のもっともだるい魔の時間帯は「凪」と呼ばれる夕刻のひと時です。水蒸気と熱を含んだ昼間の焼けた風が止まった無風状態。これからまた湿度の高い寝苦しい夜に向かう時間。

ちょうど買い物から帰ってきて今日何度目かのシャワーを浴びて、夕食作りに取り掛かる時、ふと見るとこんなきれいな凪の空に出会います。熟して蕩けるような怠惰な夕日が沈んだ後に残すこの軌跡はカメラを覗くと乱反射して明日の熱さを思わせます。



このところまたひとつ戦うことができてしまい、落ち込んだり浮上したりする毎日、頑張れ!と不安な自分に言い聞かせています。

でも偶然こんな空に出会うと少しばかり肩の力が抜けてきます。
安上がりな私。
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